NURO光なのに速度が遅い!?速度を上げる6つの見直しポイント
2017/06/23 NURO光 お役立ち情報【現象】
「NURO光(ニューロ光)を開通した!けど、思ったより速くないんだけど!?」
実際にNURO光を開通した人の中で、「NURO光なのに速度が遅い」という意見は口コミでも多く見かけます。
nuro光にもかかわらず通信速度遅い…下り10Mbpsですって。マンションだからしゃーないか…
— KITEN!店長ふくやん(33) (@fukuyan) 2017年5月16日
わざわざ切り替えたNURO光が遅いという結果を受け入れたくない、そんなはずないと何度も測定してるが、やはりSoftbank光より遅い…
— ふ~みん (@MEGA_OIS) 2017年4月15日
【RBB SPEED TEST】 2017/04/1510:04 下り:65.6Mbps 上り:54.3Mbps 光 #kaitekispeed
「NURO光は業界最速下り2Gbpsなので速くて快適!」とお伝えしているにも関わらず、何故通信速度が遅いのか…実はネット環境をはじめとしたいくつかの原因があるのです。
今回はNURO光の速度が遅い!と思った時のよくある原因と対策をご紹介していきます。
NURO光のサポートセンターにクレームを入れる前に対策出来ることがちゃんとありますので是非お試しください。
NURO光の速度が遅い理由はネット環境!
NURO光の2回もある回線工事を乗り越えたのにこんなスピードはひどい…!と思いがちですが、実は速度が遅いのは回線側の問題だけでなく、自宅内のネット設備が原因というケースも多いです。
NURO光は「最速2Gbps」を実現するために、最新の通信規格を採用しています。
反面、個々の世帯ではその最新規格が十分に発揮できる状態でないことがよくあります。
今までADSLを使っていたり、大昔にフレッツ光を契約していた…なんて人が評判のNURO光に乗り換ることも多いです。
その場合、光回線を受信する側のケーブルは以前の回線を使う時に買ったものをそのまま使用していたりパソコン側のアップデートができていない事があります。
光回線は工事をして光ケーブルを新しくしても実際にインターネットを使用する機器が残念…というのが、NURO光の速度の遅さによくある原因です。
じゃあ具体的に何の機器をどう最新規格に合わせていけばいいのか、ご紹介していきます。
たった3つの機器見直しでNURO光がスピードアップ!
NURO光の速度改善で注目したい機器はたった3つです。
①無線LANルーター…種類と電源をCHECK!
②LANケーブル…最新規格のものかCHECK!
③パソコン…最適化とポートの規格、電源をCHECK!
インターネットを利用する上で、なんとなく「どれも同じ」と思って今まで使ってきているとしたら、NURO光を申し込みしたこの機会にしっかり見直しをすることをおすすめします。
次にこの3つの機器の具体的な見直しポイント6つをご紹介します。
NURO光の速度改善見直しポイントは6つ!
1-1.無線LANルーターの規格を確認!
無線LANルーターを使用している場合、ルーター自身の規格が古いと高速通信ができません。
無線LANの規格は以下の通りです。
- IEEE802.11a
- IEEE802.11b
- IEEE802.11g
- IEEE802.11n
- IEEE802.11ac
規格の最後のアルファベットがそれぞれ種類を表していて、末がacのものが最新規格です。
NURO光を使用したい場合、この規格が「n」もしくは「ac」であることが望ましいです。
「n」だと理論上の最大速度は450Mbps程なので、それよりもっと速く…!という人は「ac」対応のルーターが必要です。
NURO光は無線ルーター内臓のONUのレンタルが月額費用内に入ってますので、自分がもともと持っていた古い規格のルーターではなくレンタルすることをおすすめします。(申し込み時にはnまたはac規格かは選ぶ事ができませんのでご注意下さい。)
1-2.機器の電源を入れ直す
これはよくある落とし穴で、無線の設定などをした後に機器を再起動し忘れていた事で本来出るはずの速度が出ない事があります。
まずはONUの電源を一度切り、しばらくして電源を入れます。緑色のランプが点灯したら無線LANルーター、PCの順に電源の入れ直しを行って下さい。
2-1.LANケーブルの規格を新しくする
通信速度があがるにつれてLANケーブルもどんどん規格が新しくなっています。
LANケーブルの規格は「カテゴリー」という名前です。一般的に流通しているLANケーブルのカテゴリーは「5」「5e」「6」で、数字が大きくなるほど速い通信速度に対応できます。
3-1.PCのハードディスクを最適化する
PCは日々使用しているとどうしてもファイルの断片化が起こります。これはチリも積もればでどんどんPCの速度や能力に悪い影響を及ぼしますので、「デフラグ」という断片化を解消(最適化)する機能を使って速度向上を図ります。
デフラグの方法をまとめました。
手動デフラグ手順
「スタート」→「コントロールパネル」の順にクリックします。
→「コントロールパネル」が表示されます。「表示方法」が「カテゴリ」になっていることを確認し、「システムとセキュリティ」をクリックします。
→「ハードドライブの最適化」をクリックします。
→「ディスクデフラグツール」が起動します。「現在の状態」欄からデフラグしたいハードディスクドライブをクリックし、「ディスクの最適化」をクリックします。(まずは「C」ドライブの指定からデフラグを行って下さい。)
→デフラグを実行したディスクの「進行状況」欄に状況が表示されるので、終了するまでしばらく待ちます。
→デフラグが完了すると、「進行状況」欄の表示が消え、「最後の実行」欄に実行日時が表示されます。表示内容を確認して、「閉じる」をクリックします。
3-2.PCのLANポートの規格を確認する
使用しているPCにはLANケーブルをつなぐ「LANポート」があります。そのLANポートが高速通信に非対応だと期待どおりのスピードがでていない事があります。
LANポートの規格の確認方法
手元に取り扱い説明書がある場合…仕様一覧のLANの部分に「1000BASE-T」という規格がきさいせれていればOK。BASE-Tの前につく数字が10~100等だと高速通信非対応です。
PCから確認する場合…コントロールパネルの「ネットワークと共有センター」の中から、「アダプターの設定の変更」→「ローカルエリア接続」を確認する。ここに「1000BASE-T」や「Gigabit」の表示があればOK。
対策としては、先にご紹介した電源の入れ直しやデフラグ等で改善する望みがあります。最終的にはPCの買い替え…となってきますので、費用がかかる方法となります。
NURO光の速度が「業界最速2Gbps」通りじゃない理由
そもそもNURO光が下り2Gbps出るってCMで言ってるのに…という点についてご説明します。
NURO光はベストエフォード型 という回線型を採用しています。これはエリア毎に回線を共有で使うという方法なので、エリア内で接続数が多くなればなるほど回線速度は落ちていってしまいます。
このベストエフォード型は現在ほとんどの光回線が採用しています。
その中でもNURO光はエリア内での通信速度が最高2Gbpsが出るような技術と設備を実現しています。これは他の回線では最高1Gbpsが平均ですので、群を抜いているというわけです。
エリア内で回線共有するのでどの家も等しく最大パフォーマンスの2Gbpが出るわけではないが、最大値が大きい分、身の回りのネット環境の規格が見合ったものでれば、より速い通信速度でインターネットが楽しめます。